日体大・馬場に3球団熱視線 155キロで初完投 ドラフトへ「頑張りたい」注目の変則スリークオーター右腕

 「首都大学野球、日体大4-3武蔵大」(10日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)

 日体大は武蔵大に4-3で競り勝ち、2勝1敗で勝ち点2を挙げた。今秋ドラフト候補で、トルネード投法のスリークオーター右腕、馬場拓海投手(4年・福岡大大濠)は12安打を打たれながらも3失点でしのぎ、7奪三振で大学初完投。球速表示では自己最速となる155キロを計測し、139球の熱投で勝利に導いた。バックネット裏からはNPB3球団が熱視線を送った。

 馬場は9イニングを投げきり、マウンド上でふっと息を吐いた。「ほっとしました」。前半は苦しみながらも最少失点で切り抜け、八回2死二、三塁のピンチは4球連続の150キロ超で攻めると、最後は155キロで見逃し三振を奪った。

 今季はここまで8試合で4勝1敗、防御率1・14で勝利に貢献。今春はコンディション不良でリーグ戦途中に戦線を離脱したが、7月の大学日本代表合宿に参加したことでレベルアップして秋を迎えている。各大学のエース格が集まった中でも、青学大・鈴木泰成投手(4年)の姿に「エースの風格というか、絶対に抑えてくれる心強さがあった。自分がチームに帰った時に、周りからそう思ってもらいたいなって」と刺激を受けたという。勝利への執念をチームの力に昇華している。

 巨人・森中スカウトは「変則投手が少ない時代で、ああやって出力を出せる投手はさらにプラスの評価になると思う」と称賛。右腕は「上位候補で頑張りたい」と力を込めた。

 ◆馬場 拓海(ばば・たくみ)2004年12月20日生まれ、21歳。佐賀県佐賀市出身。右投げ右打ち。184センチ、90キロ。小2から佐賀フィールドナインで野球を始める。福岡大大濠では2年時にセンバツ出場。憧れの選手は高校の2学年先輩のオリックス・山下舜平大。球種はスライダー、カットボール、ツーシーム、フォーク。

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