横浜・織田 ド軍スカウトの前で8K完投「2度は負けられない」智弁和歌山に雪辱で4強入り 

 「青森国民スポーツ大会・高校野球硬式・1回戦、横浜5-3智弁和歌山」(3日、はるか夢球場)

 高校野球硬式の1回戦4試合が昨年に続く7イニング制で行われ、横浜(神奈川)が今夏の甲子園大会覇者の智弁和歌山を5-3で破り、準決勝に進出した。今秋ドラフト上位候補の最速157キロ右腕、織田翔希投手(3年)は7安打3失点(自責点2)、8奪三振で完投。甲子園大会準優勝の健大高崎(群馬)は青森山田に6-2で快勝。天理(奈良)は三重を4-1で、花巻東(岩手)は有明(熊本)を5-0で下した。4日の準決勝は健大高崎-天理、横浜-花巻東の顔合わせとなった。

 夏の“リベンジマッチ”を制した。最後の打者を投ゴロに打ち取った織田は「2度は負けられないと思っていた」と達成感をにじませた。甲子園準決勝で対戦し、2回1/3を8安打4失点と打ち込まれ、決勝進出を阻まれた智弁和歌山を相手に3失点で完投した。

 久しぶりに踏むマウンドの感触に頰を緩めた。「この仲間が守っている中で自分もまたマウンドに上がれて、最後まで投げられたのはすごくうれしい」。1カ月ぶりの登板にもかかわらず、初回にはこの日最速の155キロを計測した。「今までやってきたものを崩さずに」と力を見せつけた。

 ただ、序盤は精彩を欠いた。初回に2死二、三塁のピンチを背負ったが、甲子園で一発を浴びた楠本から空振り三振を奪って切り抜けた。1-0の二回に連打を浴びて2点を失う。三回の失点には暴投が絡んだ。

 甲子園準決勝を思い起こさせるような展開だったが、この日は踏ん張った。「今日の(試合の)後半からでしたけど、しっかりと修正して投げられた」と、涙の経験を生かして1勝につなげた。

 視察に訪れたドジャースのスカウトにも万全の状態をアピールした。メジャーへの挑戦も検討しているが、注目の進路については明言を避けた。

 「やっぱり横浜高校のユニホームを着て投げることはすごくうれしい」と右腕。積み重ねた努力の成果を証明すべく、白球に思いを乗せる。

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