関大・米沢 阪神などと面談していた 12球団から調査書届く注目ドラ1候補左腕 7球団スカウト視察

 「関西学生野球、関大7-4近大」(2日、ほっともっとフィールド神戸)

 第5節1回戦が行われ、22日に開催されるプロ野球ドラフト会議で1位候補に挙がる関大・米沢友翔投手(4年・金沢)が近大戦に先発し、5回0/3を5安打3失点(自責1)だった。すでに阪神などと面談を済ませた模様で、12球団から調査書も届いている。この日もNPB7球団のスカウト陣が視察に訪れた。

 今秋ドラフトの注目左腕が、復調の兆しを見せた。春はリーグ優勝と日本一を導き、一気にブレークした米沢だが、今季初めは調子が戻りきっていなかった。この日も打たれはしたが「秋の中では一番良かったんじゃないかな」とうなずいた。

 3週間後に迫るドラフトには「すごく楽しみなんですけど、自分の調子がもっと上がってくれば一番いい」と心境を語った。すでに調査書は12球団から届いており、阪神などとも面談は行った模様。この日は阪神を含めたNPB7球団のスカウト陣が視察に訪れた。6月の全日本大学野球選手権初戦では、岡本スカウトが「いつも通りストレートが走っていて、それを軸にいい投球をしていた」と評価していた。

 試合では、初回先頭に三塁打を浴びて味方の失策の間に先制を許した。しかしすぐ切り替え、二回は三者凡退。四回は同点三塁打を浴びたが、大量失点しなかった。ただ、六回に味方の失策と二塁打で無死二、三塁となったところで交代し、5回0/3を5安打3失点(自責1)。普段なら平均146キロほどの球速も戻りきってはいないが、直球の質には手応えを感じつつある。「良くなるんじゃないかという兆しはあった」と明かした。

 米沢とこの日投げ合った近大・宮原廉投手(4年・崇徳)はスカウトガンで最速156キロをマーク。右腕にも12球団から調査書が届き、阪神などとも面談した模様だ。リーグ戦も終盤にさしかかってきた中、両投手はアピールを続けていく。

 ◆米沢 友翔(よねざわ・ゆうと)2004年6月1日生まれ、22歳。石川県珠洲市出身。180センチ、80キロ。左投げ左打ち、投手。小学2年から宝立サマンズで野球を始め、外野手。珠洲市立緑丘中では軟式野球部に所属し、本格的に投手転向。金沢では1年秋からベンチ入りし、2年秋からエース。2年夏に石川大会準優勝。甲子園出場経験はなし。関大では1年秋からリーグ戦登板。今年の春季リーグで最優秀選手(MVP)。全日本大学野球選手権で最高殊勲選手賞。大学日本代表として出場した7月のWCBCでは優勝に貢献。

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