がんで闘病中の石橋貴明がサプライズ登場 現役引退のソフトバンク・中村晃へ少しかすれ声で「帝京野球部の誇りです。帝京魂!」セレモニーでメッセージ
「ソフトバンク12-5オリックス」(27日、みずほペイペイドーム)
今季限りで現役を引退するソフトバンクの中村晃内野手の引退セレモニーが試合後に行われた。
元ソフトバンク・和田毅氏、松田宣浩氏、川崎宗則氏、帝京高校の後輩・杉谷拳士氏らがメッセージを送った。
ラストには帝京高校の先輩であり、がんのため闘病中のとんねるず・石橋貴明が登場。スタンドが大きくどよめいた。
石橋は少し声がかすれていたが、中村に対して「プロ野球の世界では体のサイズは決して恵まれている人ではなかったので、一生懸命努力してプロの世界で1500本以上のヒットを打ち、守備もうまく、なによりホークスの勝利のためにフォアザチームの選手として本当に素晴らしかったです」とねぎらい、最後は「あなたは帝京野球部の誇りです。帝京魂!」と叫び、胸をたたいた。
石橋は2025年4月に食道がんと咽頭がんを公表し、活動を休止している。
この日のオリックス戦は引退試合として行われ、中村晃は「6番・一塁」で先発。初回2死一塁は高島から右中間へ二塁打を放つと、塁上では笑顔で手をたたき、ベンチのチームメートも大盛り上がりだった。
七回1死一、二塁の第5打席は、同期入団で同学年のオリックス・岩崎翔投手と対戦。3球目を打って捕邪飛となったが、スタンドからは大きな拍手が沸いた。
その後、中村がマウンド方向へ歩み寄り、岩崎と拍手して抱き合って肩をたたき合う異例の光景もあった。
中村は2007年度高校生ドラフト3巡目でソフトバンクに入団。ソフトバンク一筋で19年間プレーした。この試合までの通算成績は、1661試合に出場し、1521安打を放って打率・274、69本塁打、556打点だった。
2014年に最多安打のタイトルを獲得し、2020年からは一塁手部門で4年連続ゴールデン・グラブ賞を受賞している。
