オリックス・平野佳寿投手が現役引退会見「やりきらしていただいた」3連覇支えた守護神 決断理由は「シンプルに戦力になれなかった」

 「オリックス-ソフトバンク」(25日、京セラドーム大阪)

 今季限りで現役を引退するオリックス・平野佳寿投手兼任コーチ(42)が、本拠地・京セラドーム大阪でのソフトバンク戦を前に正式会見を行った。

 「今シーズンをもちまして現役を引退することとなりました。球団関係者の皆さん、ファンの皆さん、メディアの皆さん、21年間、大変お世話になりました」。引退を決めた今の心境には「やりきらしていただいた」と明るく答えた。

 この日は試合前の練習でナイン全員が平野の背番号16が入った「引退記念Tシャツ」を着用。「16は自分が付けていたから見たことなかったけど、16って格好いいなと思いました」と喜んだ。引退を決めた理由には「シンプルに戦力になれなかったのが一番の原因。あとは7月にケガしたこともあって、逆にそこでダメかなと思った」と神妙に語った。

 日米通算21年間の思い出を問われると「2021年、(オリックスに)帰ってきた1年目に優勝できた瞬間は忘れられない」とキッパリ。守護神として貢献した3連覇に「僕一人の力ではできていない。でも、3連覇があって自分は救われました」と感慨深く振り返った。

 サプライズでは比嘉投手コーチが花束を贈呈。山崎、椋木ら投手陣がねぎらいの声をかけに会見場に登場した。

 京都府生まれの平野は京産大から2005年度の大学・社会人ドラフト希望枠で入団し、オリックスで18年、ダイヤモンドバックスなどメジャーでもプレーした。日米通算21年間で258セーブ&205ホールドの前人未踏の大記録をマーク。23年にオリックスの選手として初の名球会入りを果たしていた。

 タイトルは2011年に最優秀中継ぎ投手賞、14年に最多セーブ賞を獲得し、21、22、23年のオリックス3連覇にも守護神として貢献した。パ・リーグ最年長投手となった今季からはコーチも兼任し、ここまで2試合に登板、0勝0敗、1ホールド。防御率4・50だった。

 唯一無二のレジェンド守護神。ナイン、ファンに惜しまれながらユニホームを脱いだ。

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