NPB11球団が熱視線!パナソニック・柿本が8回1失点 150キロ計測 巨人スカウト「即戦力で楽しみな投手」
「社会人野球日本選手権・近畿地区最終予選、三菱重工West1-5パナソニック」(21日、わかさスタジアム京都)
今秋ドラフト候補のパナソニック・柿本晟弥投手(24)が準決勝の三菱重工West戦に先発し、8回3安打1失点と好投。今季限りで休部となるチームを勝利に導き、本戦出場に王手をかけた。
初回は2死から安打を浴びたが、4番・栗山を直球で空振り三振に。150キロもマークした。二回以降は安定感抜群の投球を披露した。三回は味方の失策で先頭の出塁を許したが、先制点は許さず。二回から六回は無安打無四死球と圧巻だった。
七回は先頭に安打を浴びたところから2死二塁となると、先制の適時左前打を献上。それでも最少失点にとどめると、直後の攻撃で味方が5得点と逆転に成功した。八回は三者凡退とし、マウンドを降りた。
「試合前から調子は悪くなかったので完封したかった」と少し悔しそうな表情を見せながらも、「ストライク先行でいけていたのはよかった」とうなずいた。今季限りで休部となるチームの思いも背負った投球だった。「従業員の方々もこれだけたくさん来てくださって、使命感というか、絶対に(日本選手権に)出ないといけないなと。とりあえず今日勝ててよかった」と安堵(あんど)した。
ネット裏にはNPB11球団のスカウト陣が訪れ、熱視線を送った。巨人の岸スカウトは「右バッターのインサイドにもしっかり投げられていて、コントロールがいい。落ち球は去年より精度が上がっていますし、左バッターの課題があったんですけど、そこも克服されている。非常に内容がよくて即戦力で楽しみな投手」などと評価した。
東洋大4年時にはプロ志望届を提出したが指名漏れを経験。社会人に進み、悔しさをバネに努力を積み重ねてきた。右腕は「2年前よりは自信があります」と力強く語った。
