史上最大ゲーム差の逆転優勝は?【プロ野球記録企画】

 デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は史上最大ゲーム差の逆転優勝を取り上げる。

  ◇  ◇

 1963年のパ・リーグは、まず南海(現ソフトバンク)が走った。投打がかみ合い、首位を悠々と快走。一方の西鉄(現西武)は7月7日、実に14・5ゲームの大差をつけられた。

 オールスターを挟み8月に入ると、西鉄の快進撃が始まる。3日からの直接対決4試合で3勝1敗と勝ち越し、態勢立て直しに成功する。その後8月中に6連勝、9月に7連勝と白星を荒稼ぎする。

 そして9月14日からの17試合で14勝1敗2分けと、神懸かり的な進撃を見せた。南海は一足早く、10月17日にシーズン150試合を終了。西鉄は10月19、20日の対近鉄ダブルヘッダー計4試合に、4勝か3勝1分けなら優勝。3勝1敗なら南海との優勝決定戦という状況に持ち込んだ。まず19日に連勝し、ついに南海を1厘差でかわし首位に。翌20日も連勝し、4戦4勝。奇跡の大逆転優勝を成し遂げた。

 外国人トリオが、西鉄を力強くけん引した。ロイ、ウイルソン、バーマが合わせて60本塁打。「三銃士」と呼ばれ、ファンの人気も高かった。

 西鉄にとっては、これが最後のリーグ優勝となった。次の制覇は19年後の82年。チームは埼玉・所沢へと移り、その名を「西武ライオンズ」と変えていた。(デイリースポーツ・高野 勲)

 答え…63年の西鉄ライオンズ、最大14・5ゲーム差

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