拓大紅陵の加治主将 豪雨被害の地元・千葉を思い涙「最後まで諦めない姿を見せられたことが刺激になってくれれば」

 「全国高校野球選手権・3回戦、拓大紅陵3-6仙台育英」(15日、甲子園球場)

 拓大紅陵は反撃及ばず準優勝した1992年以来、34年ぶりの8強入りはならなかった。

 3点を追う九回は2死二塁で鈴木が三振振り逃げ。一、三塁として一発が出れば同点の場面まで粘った。

 主将の加治は試合後、先頭に立って先にグラウンドを出た勝った仙台育英ナインに「頑張って」「優勝して」などと声を掛けた。「仙台育英高校、とても力のあるチームで、こういう差をつけられる展開も予想していたんですけど、全員が最後まで下向かないで、前向いて、最後まで諦めずたたかえたので、良かったと思います」と振り返った。

 地元千葉県が豪雨による大きな被害を受けた中での一戦だった。加治は「今、千葉が大雨で大変なことになっていて被害のところも出ているんですけど。その中でも自分たちのために応援で来てくれる人とかいっぱいいて。こうやって元気に野球できているのが当たり前じゃなくて、というのを感じて千葉県の人たちに勇気や感動を与えられたかなって自分で思います」と涙ながらに話した。

 前日のミーティングでは坂巻監督からも「すごく甚大な被害を受けている方も多数いる。そんな中で大好きな野球が、しかも甲子園でできるっていうのは本当幸せだよ」と話があった。

 「自分の実家は大丈夫だったんですけど、周辺の近辺住民の方々、友人もちょっと被害があったみたいで、ずっと心配してました」と加治。「やっぱりこうやって甲子園で野球ができていることが当たり前じゃなくて、苦しんでる人もいる中で自分たちがこうやって最後まで諦めない姿を見せられたことが一番の方々のいい刺激になってくれればいいなって思います」とし、そんな中でも駆けつけてくれた応援団には「千葉という遠くから本当に時間かけて来てくださったので、ありがとうっていう言葉を自分は言いたいです」と感謝した。

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