社の好投手・岩井は大粒の涙「将来は大学に行ってからプロ野球選手を目指したい」 2年生捕手の山本とハグして後を託す「これからみんなを引っ張っていく存在になると思う」

 「全国高校野球選手権・2回戦、智弁和歌山2-1社」(11日、甲子園球場)

 社の最速151キロ右腕、岩井秀耶投手(3年)は2失点で完投しながらも及ばなかった。速球は初回から150キロを計測。九回も146キロをマークするなど、最後まで球威は衰えなかった。

 試合終了の瞬間はこらえていた涙は、スタンドにあいさつに行くとあふれ出た。ベンチの前では涙をぬぐいながらクールダウンのキャッチボール。最後は相手を務めた背番号12の2年生捕手、山本とハグし、後を託した。岩井は「ほんまに3年間これで終わったんやなって思って、涙があふれました。声援がすごくて、こんな舞台で投げるのは初めてやったんで、本当に楽しく投げれて、よかった」と振り返った。試合終了の瞬間は「とりあえず楽しめたっていうのが、まず一番よかったので。あとは山本と、バッテリー組めたのが、本当に一番楽しかったし、本当にいいバッテリーになれた」と後輩への思いも口にした。「山本は最初全然頼りなかったんですけど、今は頼りになって、山本の配球に首も振らないですし、その通り投げてたら今日も抑えれたんで。山本はこれからみんなを引っ張っていく存在になると思うんで、これからもどんどん頑張ってほしい」とエールを贈った。

 強打の智弁和歌山打線を7安打2失点に抑えた「気持ちだけでは、絶対に負けたくなかったので。能力は絶対に向こうが上なんですけど、気持ちだけでは絶対に負けないっていうピッチングをできたんじゃないかなと思います」と自身の投球に胸を張り「本当に、もう最高な場所で、このみんなで、野球ができて、本当に楽しかったです」と地元の甲子園でのプレーを振り返った。

 この日の球速については「別に、そこまで気にはしてなかったんですけど、とりあえず、目標としてた150キロっていうのを、甲子園で出したっていうのは、一つ嬉しいことなんで、そこはうれしいです」。今後について「将来は大学に行ってから、プロ野球選手っていうのを目指したいと思います」と目標を掲げ「ゼロに抑える、勝てるピッチャーっていうのを自分を目指してるんで。どんだけ打たれても、フォアボールを出しても、ゼロに抑えるっていうピッチャーになりたいと思います」と誓った。

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