雨中のパフォーマンスの元祖といわれている選手は?【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は「雨中のパフォーマンスの元祖といわれている選手」を取り上げる。
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1980年7月15日、神宮でのヤクルト-広島戦。ナイター開始前の雨のため、プレーボールが約20分遅れた。そこで広島の古葉竹識監督が、ナインに「だれかベース一周してくるヤツはいないか」と募ると、名乗り出たのがデュプリーだった。
三塁側ベンチから出ると、軽く素振りを繰り返す。そしてシートに覆われた、右打席付近に立った。まずは1球見逃しのポーズ。そしてフルスイングすると、一塁ベースへ一目散に駆け出す。三塁を回ったところでいったん立ち止まり、打球の行方を確かめるように外野へ視線を送る。そしてホームへ突進。シートの上を滑り、見事に仮想ランニングホームランの完成だ。傘を手に試合開始を待っていた観客は、思わぬパフォーマンスに大喜びだった。
独り相撲ならぬ「独り野球」。デュプリーは監督やナインに「1人5000円出してくれ」と持ちかけており、約束通り5人から計2万5000円をせしめた。
強肩を生かした左翼守備に加え、愛きょうあふれる振る舞いで人気も高かった。打力が伴わずこの年限りで解雇されたが、退団を惜しむファンは多かった。
答え デュプリー(広島)
