崇徳8強!22日に広陵と激突 エース徳丸が完璧リリーフ!2回2/3を5K 昨夏決勝リベンジへ「全員で甲子園に戻りたい」

 「高校野球広島大会・4回戦、崇徳3-1福山誠之館」(19日、エブリイ福山市民球場)

 4回戦8試合が行われ、8強が出そろった。今春センバツに出場した崇徳はエース・徳丸凜空投手(3年)が好リリーフでチームを救った。次戦は昨夏の決勝で敗れた広陵と対戦する。準々決勝の4試合は、22日にぶんちゃんしまなみ球場と電光石火きんさいスタジアム三次の2会場で開催される。

 灼熱(しゃくねつ)のマウンドに背番号1が鬼気迫る表情で立つ。一打逆転のピンチ。徳丸はエンジン全開で腕を振った。「ここをゼロで帰ることができれば、こっちに流れがくると思った。あそこはゼロで帰ることだけを考えていた」。エースの力投が勝利を手繰り寄せた。

 今大会初登板の先発・油浦丈投手(3年)がテンポ良くアウトを積み重ね、2点リードで七回へ。ここでターニングポイントが訪れた。1点差に迫られ、なおも1死一、二塁のピンチ。徳丸は「気持ちの準備はできていた」と藤本監督とアイコンタクトを交わし、マウンドへ向かった。

 1人目の打者に対し、2ボールとなるも慌てない。カウントを整え、変化球で空振り三振を奪うと、次打者も空振り三振に封じて雄叫びを上げた。「あの場面でベストは三振。三振を狙っていた」と組み立て通りの配球で、チームの危機を救った。

 八、九回も三者凡退でスコアボードに「0」を刻み、反撃のチャンスすら与えなかった。「とにかくテンポ良くアウトを取ってベンチに帰ることだけを心がけていました」と、2回2/3を無安打無失点、5奪三振のパーフェクトリリーフ。15日・西条農戦で131球を投げ、2安打完封勝利した影響を全く感じさせない完璧な投球内容だった。

 1年前の苦い経験が原動力になっている。昨夏の広島大会決勝の広陵戦。2年生ながら背番号1を背負い先発で好投。九回2死までリードするも土壇場で追いつかれ、延長タイブレークの末に完投負けを喫した。「ああいう形で負けてしまって、先輩たちを泣かせてしまった」。崇徳のグラウンドのセンター付近に設置されているスコアボードには、今も同戦のランニングスコアが掲げられてる。

 消えない悔しさを目に焼き付けながら、過酷な練習に耐え抜いてきた。夏4連覇を目指す因縁の相手とは、次戦の準々決勝で激突する。「この1年間、広陵に勝つために準備してきた。全て出し切ってこのヤマを越えたい。今年こそは絶対に勝って、全員で甲子園に戻りたい」と徳丸。並々ならぬ思いで臨むリベンジマッチ。強敵を撃破し、聖地への道を切り開く。

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス