大阪桐蔭・宮崎球児 火の玉先制打 弟2人は名前に「虎」虎党の父命名 センバツ王者16点、五回コールド発進

 「高校野球大阪大会2回戦、大阪桐蔭16-0汎愛」(15日、GOSANDO南港野球場)

 大阪大会は2回戦10試合が行われ、今春のセンバツ優勝校・大阪桐蔭は初戦で汎愛を16-0の五回コールドで下した。センバツ優勝投手の川本晴大(2年)が故障で登録外の中、投打ともに盤石の発進。公式戦初出場となった背番号20の宮崎球児外野手(2年)が先制の2点適時打を放つ活躍で勝利に貢献した。春の県大会王者・履正社は千里青雲に10-0の五回コールド勝ちし、初戦突破した。

 川本が不在でも、強かった。大阪桐蔭は投打ともにそれぞれが役割を果たして快勝。その中で新たに頭角を現したのが背番号20の宮崎「球児」だ。センバツの優勝はスタンド組で今大会が初のメンバー入り。公式戦初出場で「試合前は緊張していた」というが、初打席からやってのけた。

 二回無死二、三塁で右前へ適時打を放ち、2点の先制点をもたらした。次打者の右前打では一気に三塁へ。50メートル走6秒0の脚力も発揮した。そこから打線は一挙11得点と爆発。宮崎は「初めてメンバーに入らせてもらい、スタメンで出させてもらって。結果を残せてすごくうれしい」と笑顔を見せた。

 阪神・藤川監督が現役で活躍していた2009年に生まれた。「球児」という名前の由来は「お父さんが阪神ファンで、藤川球児投手が好きだったから」。5人きょうだいの3番目で、弟2人の名前には「虎」がつく。猛虎愛あふれる家庭で育ち、自身も幼い頃から阪神ファンだ。球場で藤川球児投手の投球を見たこともあり、その姿に憧れて中学までは投手としてプレーしたという。

 164センチと小柄だが、西谷浩一監督(56)は「守備範囲も広いですし。レフトもセンターもできる。足もありますし、勢いもある」と魅力を語る。宮崎も「長打を打つようなバッターではないので。単打に足を絡めてチャンスを作っていきたい」と気合を込めた。新たなピース“大阪桐蔭の球児”が、春夏連覇の原動力となっていく。

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