ヤクルト 原点回帰のイケヤマジック 池山監督「もう一度思い出して」投手8番、2番サンタナで7月初の5得点
「ヤクルト5-4巨人」(14日、神宮球場)
重要な一戦で“イケヤマジック”がさく裂した。ヤクルトは失速の要因になっていた貧打線が7月に入って初、6月20日以来の5得点以上と火を噴いた。
試合前に「もう一度、思い出してやっていきたい」と打ち明けた池山監督。その答えが“原点回帰”だった。「打順をもう一回、自分なりに(松元)ヘッドと相談して(決めた)」。固定観念にとらわれない柔軟な発想でオーダーを組み、セ界を席巻した開幕当初。8番・投手、9番に野手、4番に座ることが増えていた強打者・サンタナを2番に据え、好機で多くの打席が回る打順に戻した。
采配が3-3の七回にずばりとはまった。先頭の9番・岩田が快足を飛ばして三塁打で出塁。1死からサンタナが決勝の左前打を放つなど、この回2点を奪った。「投手を8番、もう一度サンタナ選手を2番に置いて、つながりも考えた」と明かした。
発想も原点に戻った。主砲・村上がメジャー球団に移籍し「4番が抜けた穴は埋まらない。みんなで力合わせて、どうつないでいくかが今年求められる」と力説。モチベーターとして「選手を頼って信じて送り出すだけ」という方針はこれまでと同様に貫いた。
チームは連敗を2で止め、2位の巨人と1・5ゲーム差。“ブンブン丸”軍団が大きな、大きな1勝をつかんだ。
