立命館宇治が初戦突破 谷口瑛太が5回1失点 中学3年間マレーシア→高校で野球再開の異色の経歴
「高校野球京都大会、立命館宇治11-1府立工業」(8日、わかさスタジアム京都)
京都大会では2回戦6試合が行われ、春季京都大会準優勝の立命館宇治が京都工を11-1の五回コールドで下し、初戦を突破した。中学3年間をマレーシアで過ごした経歴を持つ谷口瑛太投手(3年)が5回2安打1失点と好投。里井祥吾監督(43)も期待を語った。春季京都大会王者の龍谷大平安は北嵯峨を10-2の七回コールドで下した。
背番号「19」が初戦で役割を果たした。谷口は春季近畿大会の履正社戦で1回2/3に登板したのみで、これが公式戦2試合目。初めての夏の大会に「入りを丁寧に」と臨んだ。最後は2者連続三振締め。5回を無四死球と安定感抜群だった。
右腕は異色の経歴を持つ。父の転勤で中学からマレーシアの日本人学校に転校。小学4年で野球を始めたが、現地で盛んではなく離れることに。代わりに3年間はサッカー、バドミントン、バレーボールに熱中した。
帰国後は「家族が一緒に帰ってこられなかったので、寮があってスポーツが強いところに行こうと思って」と立命館宇治への入学を決意。「やっぱり野球が好きだな」と再び白球を握った。「いろんなスポーツをやっていたのは野球にも生かせている」と異国での経験が今につながっている。
里井監督の期待も大きい。「エース格と言ってもいい。(背番号1の)中尾らと遜色ないかなというところまで頑張ってきてくれた。夏の大会のキーマンの一人」とうなずいた。右腕も「プレッシャーは感じていない。期待に応えたい」と頼もしい。新星が大きな力となり、3年ぶりの夏の甲子園へ導く。
