初回先頭打者本塁打の連続試合記録保持者は?【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は初回先頭打者本塁打の連続試合記録保持者を取り上げる。
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V奪還への使者として、松永浩美は92年オフに阪神へとやってきた。長年の暗黒時代にあったチームはこの年、突然の復活を果たす。ヤクルトと激しい優勝争いを演じながら、僅差で2位に終わった。打線強化の切り札として、若きエース候補の野田浩司を放出しての獲得だった。
松永は93年4月10日の開幕戦中日戦(甲子園)でいきなり、5打数5安打の乱れ打ちデビューを果たす。これで貧打を解消できる-。首脳陣もファンも、大きな期待を持った。
そして見せ場は、8月にやってきた。20日からの神宮でのヤクルト3連戦。まず初戦の20日には、伊東昭光、21日には石井一久から、プレーボール直後の打席で柵越えを放った。この時点の2試合連続は、プロ野球史上11人目だ。
そして迎えた22日の第3戦。荒木大輔からセンターへたたき込み、史上初の快挙達成となった。「これで名前が残るんだね」と喜んだ。
ところが、男の人生なんて一寸先のことはわからない。三回に二塁打を打った際に、左太ももを故障。五回には痛む足で打席に向かい2ランを放ったが、そのまま交代となった。
松永は同年オフ、FA宣言し地元・福岡のダイエー(現ソフトバンク)へと去った。トレード相手の野田はオリックスで17勝を挙げ、最多勝利に。以降3年連続で2桁勝利を挙げるなど、95年からの連覇を支えた。阪神にとって踏んだり蹴ったりとなってしまった。(デイリースポーツ・高野勲)
答え 93年松永(阪神)の3試合
