巨人・平山 プロ1号「マックス」一撃が左中間にズドン 3月まで育成選手「がっつく気持ち」でチャンスつかむ

 2回、平山はプロ初本塁打を放ち、満面の笑みを見せる(撮影・佐藤厚)
 2回、左中間に本塁打を放つ平山
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 「巨人7-2DeNA」(25日、横浜スタジアム)

 クールに拳を握ったが、仲間の喜ぶ姿に巨人・平山は無邪気な笑みを浮かべた。左中間席中段まで運んだプロ1号だ。「イケーと思いながら走っていました。思いが届いてくれたかなと思います」。勝利に貢献した2安打1打点に少し胸を張った。

 1点をリードした二回。先頭で打席に入ると、高めの直球を思い切り振り抜いた。「マックス」の当たりと振り返った放物線がスタンドまで伸びた。「がっつく気持ちでいけたのがよかったと思います」と強い気持ちが導いた一発に、自然と表情もほころんだ。

 「最後のチャンスだと思ってやってきた」。まだ育成選手だった3月、1軍を含めて計4本塁打を放つなど猛アピールに成功した。だが、その“代償”は大きかった。「頭からあんまり抜けなくて」と、一発で魅了した残像がいつまでも頭に残った。そこからは矢野巡回打撃コーチと休日返上で原点回帰の振り込みをした日もある。「今日はセンター意識に踏み込んでいけたのがよかった」と完全に払拭した。

 21日には、打球が顔面を直撃した泉口が脳振とう特例対象選手として抹消。代わって昇格していた石塚はこの日、下半身のコンディション不良で欠場した。ただ、26日からは両股関節の手術を受け、復帰を目指してきた吉川が合流する見込み。チーム全体が万全ではない中、光となる若い力がある。平山の一振りが今も未来も明るく照らした。

 ◆平山 功太(ひらやま・こうた)2004年3月16日生まれ、広島県出身。22歳。185センチ、82キロ。右投げ右打ち。瀬戸内-ベイサイド・千葉を経て、23年度育成ドラフト7位で巨人入り。今年4月6日に支配下へ昇格した。

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