40歳以上で最多133本塁打【プロ野球記録企画】

 デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は満40歳以上での最多通算本塁打を取り上げる。

  ◇  ◇

 Q…満40歳以上での最多通算本塁打は?

 A…門田博光の133本

 南海球団最後の年となる、1988年。開幕前の2月26日に、門田は40歳の誕生日を迎えた。シーズンも佳境に入った夏場に、「球団をダイエーに売却」「福岡への本拠地移転」という衝撃のニュースが届く。ベンチには報道陣が殺到し、ガラガラだった大阪球場の客席は大観衆であふれた。一変した状況にあっても顔色一つ変えず打席に立ち、44本塁打、125打点で2冠を獲得。チームは5位に沈んだが、堂々のMVPに選ばれた。

 家族のため、そして試合前に奈良市内の自宅で繰り返してきた「ルーティン」を守るため、関西球団での現役続行を申し入れた。近鉄との争奪戦を制し、時を同じくして阪急ブレーブスを買収したオリックスへの移籍が決まる。

 希望通りの自宅通勤を勝ち取った門田は、新興球団への恩返しを心に誓う。41歳の89年に33本塁打、42歳の90年も31本塁打。優勝こそならなかったが、若き日の中嶋聡(後の監督)に振り抜くコツを伝えるなど、大きな土産を置いた。

 90年オフにオリックス球団に申し出て、自由契約に。「最後はホークスで」と、ダイエー移籍を許された。43歳の91年に18本塁打、44歳となった92年は7本塁打で、引退となった。

 なお40歳以降の通算本塁打は、以下【2】金本知憲80【3】山崎武司79【4】アルトマン60【5】落合博満58と続く。文字通り桁違いの数字を残した「不惑の大砲」を追い越す選手は、当分現れそうにない。※本塁打数は40歳の誕生日から起算

(デイリースポーツ・高野 勲)

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