沖縄尚学で異例の光景 32校目の呼び上げに微動だにせず 神宮枠でセンバツ出場の昨夏甲子園王者「挑戦者の気持ちで」

「選抜高校野球・選考委員会」(30日、大阪市内)

 選考委員会で32番目に校名が呼ばれた沖縄尚学ナインは、中継画面を見つめながら微動だにせず。学校関係者らが歓喜の声をあげた中、表情を崩すことはなかった。

 通常、センバツ決定チームからは笑みがあふれる。会場は歓喜に満ちあふれ、喜びの涙を流す選手もいるほど。だが昨夏の甲子園王者はじっと一点だけを見つめていた。エース・末吉良丞投手は「やっぱり負けてしまっていたので」と理由を語る。

 昨秋の九州大会準々決勝で敗れ、センバツは絶望的となった。だが九州国際大付が明治神宮大会で優勝。九州に一般選考枠の5校目が発生し、そこに滑り込んだ形となった。

 選ばれた直後の表情について問われた左腕は「選ばれて嬉しかったんですけど、期待はしていなかったんで衝撃は少なかったです」と率直な心境を明かした。その後、写真撮影の時間になってようやく表情を崩したが、自力でつかんだセンバツの舞台ではない。その思いがナインの姿ににじみ出ていた。

 だが史上5校目となる夏春連覇への挑戦権を手にしたのも事実。「夏優勝して選抜に選んでもらって。夏春連覇をできるのは自分たちだけ。優勝目指して頑張りたい」と意気込んだ末吉。昨夏の甲子園で感動を巻き起こしたチームが、「挑戦者の気持ちで」聖地に帰ってくる。

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