オリックス・西川龍馬は1億増の4億円で更改「優勝だけを目指して」森は現状維持4億円で更改 戦線離脱続き「チームのためになることが何ひとつ・・・」
オリックスの5選手が4日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨んだ。今年が4年契約の3年目だった森友哉捕手が現状維持の4億円、山田修義投手が1100万減の5500万円、広岡大志内野手は2200万増の4400万円、4年契約の3年目だった西川龍馬外野手は1億増の4億円、岩崎翔投手は3700万増の6500万円でサインした。(金額は推定)
今年の森は出場50試合。打撃成績は打率・205、1本塁打、14打点でプロ入り後最少の数字だった。オープン戦で右脇腹痛、7月に右太もも裏を痛めて戦線離脱。「チームのためになることが何ひとつできなかった」と振り返った。
今季はコンディション不良もあった山田は28試合で、2勝2敗10ホールド、防御率4・24。昨年は登板50試合だっただけに「(今年は)悔しいシーズンでした」。来季は体の可動域に着目して球速アップを目指す考えだ。
広岡は今季118試合で打率・254、7本塁打、34打点。自身初の規定打席到達で25年度年俸から倍額に。「試合に出られる喜びというので、すごい感じられたので、これを1年でも長くやっていきたい」。来シーズンへ「出てみないとわからない課題っていうのがすごいあったので、どうやってやるかっていうのが大事」と言葉に力を込めた。
西川は96試合で打率・310、5本塁打、40打点。7月に「左足関節外側側副靱帯(じんたい)損傷」、さらに復帰後の9月20日・ソフトバンク戦では自打球で右脛骨を骨折して離脱したままシーズン終了。規定打席まで残り31だった。今季を「開幕から感覚は良くて、ある程度いけてたんですけど。ケガをしてもったいなかった」と振り返った西川。来シーズンに向けては「もちろん優勝したいですし、そこだけを目指して頑張っていきたい」と表情を引き締めた。
岩崎は今季5月に中日から金銭トレードで加入。オリックスでは今季37試合で4勝1敗16ホールド、防御率2・12。8月7日・楽天戦では自己最速更新の160キロを計測。この日の契約更改交渉には「しっかり評価していただいて、上げてもらいました」。ソフトバンク時代の2017年に最優秀中継ぎのタイトル。一方で中日時代にトミー・ジョン手術を受けるなどの苦労も。プロ19年目となる来季へ「50試合以上は最低でも投げたい」と見据えた。





