日本ハム・新庄監督 藤川監督に恨み節「来た来た来た来た、オレや!と思って…球児か~い!」 外れ外れ1位で明大・大川指名
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)
後輩にまんまとしてやられた。1巡目で創価大・立石を指名し、広島、阪神との3球団競合となった抽せん。日本ハム・新庄剛志監督(53)は交渉権確定のクジを引くことはできなかった。
おもむろに右手で箱の中を5秒ほどまさぐると、場内からは笑いが。開封をうながすアナウンスにも、目を閉じて封筒を左胸に当て、新井監督と藤川監督が先に開けるのを待った。だが、藤川監督が“当選”。体をよじって悔しがった。
「3分の1か。チャンスあるなと思ってました」と心境を明かした指揮官。藤川監督がガッツポーズするまで時間をかけたことには「粘って、ためやがって。来た来た来た来た、オレや!と思って…球児か~い!もう、知ってるね、アイツ」と“恨み節”。苦笑いで後輩のリアクションにハマった瞬間を振り返った。
抽せん役については「もう来年この場に立つとしても、立ちません。もういいです」といったんは“引退”を表明。それでも「でも、引いたら引いたでうれしいしね。引いたら使いたくなるしね」と含みを持たせた。
2度目の1巡目指名でも仙台大・平川で広島と競合。木田GM代行に抽せんを任せたが再び交渉権獲得はならず“外れの外れ1位”で明大・大川の交渉権が確定した。
最速155キロ右腕については「本当にキレのあるボールで、抑えでも中継ぎでも、開幕からビュンビュン抑えてくれるようなイメージを持てるピッチャー」と高評価。今季大卒4年目で9勝を挙げた北山に印象を重ね「将来メジャーの場所で投げてもらえるようなピッチャーになってくれたら」と期待した。




