仙台大・渡辺一生 オリックス育成4位指名にうれし泣き おばあちゃんからもらったグラブ持参「刺繍の約束を果たせた」

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)

 オリックスから育成ドラフト4位指名を受けた渡辺一生投手=仙台大=は、うれし泣きで会見場に登場した。

 目に光る涙をぬぐいながら、「高校3年生の時は育成でも叶わなかった。親元を離れて4年間野球をやってきて、たくさんの人に迷惑をかけた」と思いがあふれた。

 ようやく開いたプロへの入り口。「もう指名されないと思って待っていた場所からも離れてしまっていたんですけど」と諦めかけた中で名前が呼ばれ、「この後、支えてもらったみんなと親、指導者の方々に感謝の気持ちを伝えたい」と話した。

 また会見場にはグラブを持参した渡辺。「これは中学3年の時に、高校に上がるタイミングで祖母からオーダーしてもらったグローブで、刺繍で『諦めなければいつか夢は叶う』って書いてある。刺繍の約束を果たせてすごくよかった」と再び涙をぬぐった。

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