日本ハムが石川直也、福田俊ら4人に戦力外通告 新庄監督5年目へ本格的な戦力整備 11年目の右腕は「可能性がゼロになるまで」現役続行希望
日本ハムは22日、石川直也投手、福田俊投手、育成選手の山本晃大投手、平田大樹外野手の4人に戦力外通告を行った。
石川は2014年度ドラフト4位で入団。リリーフとして18年に52試合登板、19セーブをマークするなど才能を開花させた。翌19年にはキャリアハイとなる60試合登板を達成。だが右肘のトミー・ジョン手術を受けるなど故障に悩まされ、近年は登板試合数が減少。今季は1軍登板無しに終わっていた。
「今年の成績を含め、ここ数年の成績を含めて覚悟はしていた。しょうがないかなと思います」と語り、「現役を続けられる限りはやりたいなと思っています。やり切ったとは思っていない。可能性がゼロになるまでやりたいなと思っています」と現役続行を希望し、トライアウトにも参加する予定だ。球団には「11年間、ユニホームを着させてもらって、いろんな経験をさせてもらったので感謝しています」と語った。
福田は星槎道都大から18年度ドラフト7位で入団。2年目にリリーフで30試合登板をマークするなどチャンスをつかんだ。23年には29試合の登板で防御率0・00を記録。だが今季は1軍登板がなかった。
キャンプ中から原因不明の故障に悩まされたが「シーズン終盤に戻ってきて、今は何ともないです」と福田。「なかなか治らず2カ月くらいボールを投げられなかった。感覚、出力が戻ってこなかった」と明かし、「現役続行でトライアウトは受ける予定でいます」と語った。「やれる自信はあるんで。チャンスは少ないと思うんですけど、そのチャンスが来たときにしがみついて結果を出せるように」と前を向いた。
山本は球団を通じ「プロとしてイメージされる華やかな野球人生ではなかったですけど、ファンの皆さんや友人、家族が暑い中でも来て声をかけてもらったことは、僕の中では幸せでした。本当に感謝の気持ちしかありません」とコメントし、平田は「いい経験を積むことができました。この経験を今後の人生につなげていけるようにしたいです」と語った。
日本ハムは20日までソフトバンクとのCSファイナルSを戦っており、激闘を終えた2日後、来季へ向けた戦力整備に入った。第1次期間では古川裕大捕手に戦力外通告を行っていた。





