東大が慶大に先勝、甲子園経験左腕がリーグ戦初勝利&サブマリン・渡辺が救援でリード守る あす8年ぶり勝ち点狙う

 「東京六大学野球、東大6-3慶大」(4日、神宮球場)

 東大が慶大に先勝。7年ぶりにシーズン2勝を上げた昨秋の10月13日・法大2回戦以来となる白星を挙げた。

 先発の松本慎之介投手(2年・国学院久我山)が5回1/3を4安打2失点、5奪三振と力投。22年春のセンバツで3試合に登板して4強に貢献し、一浪の末に赤門をくぐった左腕がリーグ戦初勝利を挙げた。3点リードで迎えた八回からは、プロ志望届を提出している下手投げエースの渡辺向輝投手(4年・海城)が登板し2回1失点でリードを守った。

 打線は1点を追う四回に、来秋ドラフトのプロ注目左腕・渡辺和大投手(3年・高松商)を捉えた。連打と四球で1死満塁とすると、押し出し死球で同点。なおも満塁から明石健捕手(3年・渋谷教育幕張)が走者一掃の適時二塁打を放った。さらに送球間に三塁へ進むと、続く松本慎の一ゴロの間に5点目のホームを踏んだ。明石は八回にも追加点を奪う左前適時打を放つなど3安打4打点と気を吐いた。

 チームは2017年秋以来、8年ぶりとなる悲願の勝ち点を狙う。

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