DeNA・森唯斗 引退試合で1回無失点 十八番のカーブで空振り三振奪う ネット裏にチームメートが集結
「DeNA-ヤクルト」(30日、横浜スタジアム)
今季限りで現役引退を表明しているDeNA・森唯斗投手が九回から登板し、1回1安打無失点、1奪三振でプロ生活を締めくくった。
この日、出場選手登録され1軍に昇格。ソフトバンク時代に守護神として計127セーブを挙げた右腕は、三浦監督の計らいもあり、慣れ親しんだ九回からマウンドへ向かった。
先頭の岩田には投手強襲安打を許したが、続く長岡からは通算500個目となる奪三振をマーク。続く北村恵を遊ゴロ併殺に打ち取るとガッツポーズを繰り出した。守りで応えた野手たちひとりひとりとハグ。ベンチからは選手たちが列をなして出迎えた。テラス席にはファーム調整中の選手らも駆けつけ見守り、スタンドは万雷の拍手に包まれた。
森唯はこれが通算486試合目の登板で、27勝30敗127セーブという輝かしい成績を残した。
ネット裏には右腕の現役最終登板を見届けようと、2軍調整中の宮崎、伊藤、森敬、大貫らがおそろいのTシャツに袖を通し、手にはスマホを構えて身の乗り出すようにしてグラウンドを見つめた。
この日の引退セレモニーに合わせ、横浜スタジアムの球場入口には多くのフラワースタンドが並んだ。古巣・ソフトバンクで同僚だった巨人・甲斐は「12年間現役生活お疲れ様でした」とメッセージ。メッツ・千賀、阪神・大竹、楠本、中日・大野、上林、ロッテ・石川柊ら、元チームメートを中心に各球団から集まった。ソフトバンク勢からは柳田、中村、有原、OBの和田毅氏ら多数。女子プロゴルファーの勝みなみからも届いていた。




