巨人・田中将大が日米通算200勝達成 6回4安打2失点 王手から4度目の先発で悲願 東京ドーム熱狂
「巨人4-2中日」(30日、東京ドーム)
巨人・田中将大投手が6回4安打2失点と好投し、日米通算200勝を達成した。勝利の瞬間、東京ドームは熱狂で包まれた。
初回先頭の中日・岡林に中前打を許したが、細川を中飛、上林はバットを折って二ゴロ、ボスラーも中飛に仕留めて立ち上がりを無失点でしのいだ。
3点の援護を得た直後の二回は三者凡退で試合のリズムをつくった。三回も簡単に2死までこぎつけたが、岡林に一塁内野安打を許すと、続く細川には右中間への2ランを浴び、たちまち1点差に詰め寄られた。
それでも四回を再び三者凡退に仕留めると、五回は1死から岡林に四球を与えたが、前の打席で本塁打を浴びていた細川を三ゴロ併殺に仕留め、勝利投手の権利を手にした。
勝利投手の権利を得た後も、阿部監督は田中将の続投を決断。右腕は上林、ボスラー、福永と対決した六回を三者凡退に仕留め、6回4安打2失点。ベンチに戻った後は阿部監督とグータッチを交わし、笑顔を見せていた。指揮官は八回途中で大勢に代えてマルティネスを投入する盤石の継投でリードを守り切った。
田中将は8月21日のヤクルト戦を5回1失点に抑えて今季2勝目を挙げて節目の記録に王手を掛けた。だが、同28日の広島戦で2回5失点KOされて出場選手登録を抹消。復帰戦となった15日のDeNA戦は6回2失点と好投したが、打線の援護に恵まれず敗戦。中5日で登板した21日の中日戦は初回に2点の援護を得ながら、六回途中5失点で降板し、4敗目を喫していたが、王手を掛けてから4度目の登板で節目の勝利を手にした。




