オリックス・杉本1-0値千金弾!ソフトバンクに3連勝 痛快首位いじめ CS争うライバル楽天に4・5差
「ソフトバンク0-1オリックス」(22日、みずほペイペイドーム)
千両役者が快音を響かせると、博多の夜にホークスファンの悲鳴がとどろいた。7番降格中のオリックス主砲・杉本裕太郎外野手が0-0の八回無死、3番手・松本裕から左翼席に決勝の16号ソロ。遅ればせながらチーム今季初の対ソフトバンク3連勝&初のカード勝ち越しに大貢献した。
「チームメートもホークスの選手もホームランを狙ってそうな打者がいっぱいいるので、僕もそれに乗っかって打ちたいな、と。難しい球(低めのスライダー)でしたけど、うまいこと打てました」。ちゃめっ気たっぷりに振り返ったラオウ。ベンチに戻るとバットに額を当てて、「打たせてくれてありがとう」と感謝の儀式を行ったほど一人、余韻に浸った。
3日・ソフトバンク戦以来の一発。これでプロ通算100号に王手をかけた。「そこはあまり気にせずに、チャンスでもっと打てるように頑張りたい」と謙遜しながらも、最後は「ホームランはいつも打ちたいんで。100号というよりは普段からずっと打ちたいと思ってる」とキッパリ。4番から打順が変わっても、やはり本塁打を打つ姿が一番似合っている。岸田監督も「さすがの一発だった」と興奮を隠さなかった。
敵地でのソフトバンク3連勝は3連覇を達成した2023年以来だ。CSを争う楽天とは4・5ゲーム差に拡大。「皆が頑張ってるんで。僕ももっと打てるように頑張ります」。この男が奮起すれば何より心強い。





