DeNA・藤浪 1073日ぶり日本復帰星 好相性の新本拠地ハマスタで7回4安打0封「素直にうれしい」
「DeNA2-0中日」(31日、横浜スタジアム)
カクテル光線に照らされ、DeNA・藤浪が7回4安打無失点、9奪三振。3四死球を与えたものの、力強さと粘りを携えた投球で、2022年9月23日の広島戦以来、1073日ぶりとなるNPB白星を挙げた。「素直にうれしいです」。ハマの背番号27が、心からの笑顔を浮かべた。
大阪桐蔭の後輩・松尾を女房役に、思い切り腕を振った。7番・ロドリゲス以外、先発に8人の左打者が並んだものの、自身の投球に集中。150キロを超える真骨頂の速球に、カットボール、スプリットを交え、三回まで6三振を奪うパーフェクト投球だった。
四回からは我慢の投球を強いられ、五回には9球連続でボールを連発したが、自分を信じた。「苦しい場面はあったんですけど、ああいう場面を抑えてこそプロ野球のだいご味」。六回、2死二、三塁から岡林を三ゴロに打ち取ると、雄たけびを挙げた。
自身のパフォーマンスを最大限に出すことだけを考えている。米国で「ビー シンプル」の概念を身につけ「自然体でプレーできている。藤浪晋太郎というのを表現できている」と藤浪。「四隅に投げるコントロールはない」と言い切り、ストライクゾーンでの勝負に徹することだけを考えた。
AIチームやメンタルコーディネーターと対話を重ねる一方、余計な邪念はそぎ落とし、ミーティングもコンパクトに収めている。「シンプル」を貫き通すマインドが、新天地での指針になっている。
阪神時代に8勝2敗と好相性を誇った横浜スタジアムで挙げた再出発の1勝。「まだ土地勘とかはないんですけど、ナビを使わなくても球場に入ってこられるようになりました」と照れくさそうに笑う藤浪は、ハマの風に染まっている。





