逆転負けの巨人・阿部監督 試合後は5秒で会見終了「勝たせてあげられませんでした。すみません」

 「阪神5-4巨人」(31日、甲子園球場)

 1点を追う七回に3点を奪って試合をひっくり返しながら、その裏に一挙4失点で逆転負け。巨人・阿部監督は「そうだね。勝たせてあげられませんでした。すみません」と、試合後の会見を5秒で終えた。

 九回は粘りを見せ、2死から満塁の好機。坂本の打球を三塁手・佐藤輝が悪送球し、1点差に迫った。だが、粘りはここまでだった。

 七回には2死二、三塁で中野の中前に落ちそうな低い打球に中堅・オコエがダイビングを試みたが、ボールは後方へこぼれ落ちて2点タイムリーになった。なおも2死二塁で森下の左翼フェンス手前まで飛んだ打球を左翼・若林がジャンプして捕球したかに見えたが、フェンスに当たったグラブからボールがこぼれ落ちて適時三塁打になった。続く佐藤輝の右翼ポール付近への飛球は、浜風で左に流されるようにしてグラウンドに跳ねてからフェンスを越える適時二塁打になった。

 主導権を握りながら、逃げ切れず。阿部監督の表情に悔しさがにじんだ。

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