渡辺俊介監督が退任 日本製鉄かずさマジック率い4年連続都市対抗出場 後任育成進み今年限り決断

 日本製鉄かずさマジックの渡辺俊介監督(49)が今年限りで退任することが28日、分かった。後任の指導者育成が進んだことを受け、渡辺監督は監督職を退くことを決断。チームへ退任の意向を申し出て、会社側も了承した。

 渡辺監督は新日本製鉄君津(現かずさマジック)を経て00年度ドラフト4位でロッテ入団。05年、2010年と2度の日本一に貢献した。日本代表では社会人時代の00年シドニー五輪に出場。WBCでは06年、09年大会に侍ジャパンの一員として日本の連覇を経験した。

 14年から米独立リーグやベネズエラでプレー。帰国後の15年12月にかずさマジックへコーチ兼投手で復帰。20年から監督に就任し、昨年まで4年連続で都市対抗野球の本大会出場を果たした。

 9月22日から関東予選が始まる日本選手権が、渡辺監督が率いるチームで全国大会への最後の挑戦となる。後任は米田真幸コーチが昇格予定だ。

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