ソフトバンク モイネロがまさかの右投げ!球宴史上初にスタンドがざわつく「当てるのが怖くて」球速抑えて打ち取り大歓声 最速124キロ

 「マイナビオールスターゲーム2025・第1戦、全パ-全セ」(23日、京セラドーム大阪)

 四回2死からソフトバンクのリバン・モイネロ投手が突然の右投げを披露。スタンドがざわついた。

 ファビアンに対し、右のグラブに持ち替え、肩慣らしをおこなったモイネロ。初球、2球目と124キロが外角にはずれたが、3球目をストライクゾーンに投じてファビアンを三飛に仕留めた。両腕を突き上げてガッツポーズを見せ、マウンドを降りる際には笑みを浮かべた。

 テレビ朝日の中継でマイクをつけていた周東は「右で投げるって言っていたんで」と証言。思わぬワンシーンに球場は盛り上がっていた。最速は124キロだった。

 モイネロは先週から練習し準備を進めていたという。スイッチピッチャーは南海などで活躍した近田豊年投手。1987年ドラフト外で入団し、1軍登板は1試合のみ。そのため球宴では史上初のレアシーンとなった。

 モイネロは降板後「全体的に楽しかったですし、右でも投げられていい思い出になりました」とコメント。スタンドの反応は「うれしかったですし、もう少し強く投げられるんですけど、当てるのが怖くてあまり球速が出なかったのが残念でした」と配慮したことも明かしていた。

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