オリックス・岸田監督「大きかった」 青波大花火大会!宗&杉本&西野で初回に3発 首位堅守、8年ぶり猛攻で貯金最多12
「オリックス8-6ロッテ」(4日、ほっともっとフィールド神戸)
“青波”が初回から襲いかかった。首位の勢いは神戸でも止まらない。12球団トップのチーム打率を誇るオリックス打線が真夏の夜空にピッタリの“大花火大会”で逃げ切った。
「大きかった。あの3発はすごかったですね」と岸田監督が驚いたのも無理はない。初回から右に左に出るわ、出るわの一発攻勢だ。まずは2番の宗が右翼席への先制3号ソロで口火を切った。「初球から思い切ってスイングすることができた」と自画自賛すれば、4番の杉本も「宗に勇気をもらいました」と左へ8号2ランで続いた。
さらに6番でベテランの西野までも「前の2人(宗、杉本)が打ってくれてましたし、とにかく次につなごうと思っていた」と右翼席に3号2ラン。2017年以来8年ぶりの初回3発で計5点を奪い、試合の行方を決めた。
1995年の阪神・淡路大震災から節目の30年を迎えた。今季は「神戸シリーズ」と銘打った6試合で、当時のブルーウェーブの復刻ユニホームを着用する。3戦目となったこの日は西川ら主力を負傷で欠きながら“代役”の選手たちが奮闘。粘るロッテを振り払った。岸田監督は「全員でやっていくしかない。一戦一戦、変わらずやっていく」と宣言。震災が発生した神戸の地で、チームは3連勝で首位を死守。貯金も最多12と勢いは増すばかりだ。