ヤクルト 最速160キロ右腕・中村優 プロ2度目の先発で5回無失点 勝利投手の権利を持って降板 同学年金丸より先にプロ初勝利ゲットか

 先発し、力投する中村優(撮影・市尻達拡)
 1回、この日、誕生日を迎えた田中を打席に迎え、一度プレートを外す中村優(撮影・市尻達拡)
 6回、中越え3ランを放った増田珠を出迎える中村優(撮影・市尻達拡)
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 「広島-ヤクルト」(3日、マツダスタジアム)

 最速160キロ右腕のヤクルトドラフト1位・中村優斗投手(愛知工大)がプロ2度目の先発。5回を7安打無失点で勝利投手の権利を持って降板した。

 立ち上がりから落ち着いたマウンドさばきで相手を抑えた。最速150の力強い直球にスライダーやフォークなどの変化球も効果的に操って相手を料理した。三回1死一、二塁のピンチを招いたが3番・小園を右飛、続くファビアンに対して149キロ直球でバットをへし折り中飛に仕留めた。

 五回1死一、二塁の場面では広島の田中をフォークで空振り三振に抑えると雄たけびを上げた。なおも2死満塁のピンチを迎えたが、ファビアンを捕邪飛に抑えた。五回の攻撃で代打を送られてマウンドを降りた。

 プロ初登板となった22日・オリックス戦(神宮)は5回を5安打1失点と力投。打線の援護に恵まれず白星はつかずプロ初黒星を喫したが「いい経験になりました」と手応えも口にしていた。

 同学年であり、昨年は大学生で一緒に侍ジャパン入りを果たした中日のドラフト1位・金丸夢斗投手(関大)より先にプロ初勝利を手にするチャンスを得た。

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