ヤクルト ドローで自力V消滅危機を回避 木沢が延長十一回2死満塁のピンチ切り抜ける 打線は先制も勝ち越し点奪えず
「広島2-2ヤクルト」(1日、マツダスタジアム)
ヤクルトが引き分けに持ち込み、自力V消滅危機をかろうじて回避した。
延長十一回に2死満塁のピンチを招いたが、木沢が代打・中村奨成を打ち取って何とか無失点で切り抜けた。しかし打線が勝ち越し点を奪うことができず、4時間超の死闘は引き分けに終わった。
打線は初回、2死三塁の好機を迎えると4番・オスナが左前適時打を放って先制し、チーム19イニングぶりの得点を奪った。なおも2死一塁の場面。約1カ月ぶりにクリーンアップの5番に上がった山田が直球を捉え、右越えの適時二塁打を打って2点目を取った。 山田は試合前の時点で打率・1割台と極度の打撃不振にあえいできた。村上、長岡、塩見という主力が故障で離脱中という苦しい状況に陥っている中、自らを奮い立たせてきた主将も担う背番号1が奮闘した。
先発した吉村は7回を7安打2失点で降板。右腕は初回に2点の先取点をもらったが、リードを守り切ることができず高津監督は厳しい表情を浮かべた。




