オリックス・杉本 18戦中16戦で安打 4カード連続勝ち越し、交流戦2位タイフィニッシュ
「ヤクルト2-4オリックス」(22日、神宮球場)
オリックスは4年ぶりの交流戦Vとはならなかったものの、今季最長の4カード連続勝ち越しに成功。殊勲の一打を放ったのは打撃好調の4番・杉本だった。
初回1死一、三塁でプロ初登板初先発のドラフト1位・中村優(愛知工大)から先制となる中前適時打。早速“プロの洗礼”を浴びせた。「とりあえず走者をかえそうと打席に入った。(中村優は)いい投手。たまたまいいところに打球が飛んでくれた」と喜んだ。
交流戦18試合中16試合で安打を放ったラオウにチームメートも刺激を受ける。六回には2番手の金久保から好機を得て、西川が5戦連続打点となる中前2点打。さらに太田も中犠飛で加点し、ヤクルトを突き放した。
これで交流戦は3年連続勝ち越しとなる11勝7敗、堂々の2位タイでフィニッシュ。貯金も最多タイの8に戻し、首位・日本ハムとのゲーム差も2・5に縮まった。開幕ダッシュ成功後に調子を落とした時期はあったが、交流戦で息を吹き返し、岸田監督は「粘り強く盛り返してくれた。(リーグ戦再開でも)入りから頑張りたい」と口元を引き締めた。熱い戦いはこれからが本番だ。


