「阪神１－３ロッテ」（１７日、甲子園球場）

　ロッテが逆転勝利で２連勝。借金を５日以来の１２に減らした。

　昨季まで２年連続完封負けを喫している才木に対し、１点を追う七回、２死二、三塁から代打角中が投手強襲の同点内野安打で。さらに２死二、三塁から藤原が勝ち越し左前２点適時打を放った。

才木に対してこの日の六回まで２４イニング無得点。２５イニング目で初めて得点を挙げた。

　節目の通算１５００試合出場を同点打で飾った角中は「打ったのは、ストレート。気持ちです。気持ちって言葉を使うのは嫌いなんですけど、あの打席だけは気持ちでした」と語気を強めた。藤原は「みんなで繋いだチャンスだったので、ランナーを返すことができて良かったです」とコメントした。

　プロ初先発となった木村は４回３安打１失点。「甲子園で観衆も多い中でいつも以上に気合が入って空回りした分、自分のピッチングがうまくできなかった」と反省しつつ「この中で投げれたというのも一つの経験なので自分のプラスにしたいなって思います」と前向きに捉えた。

　２番手・高野脩が２回無失点。３番手・横山も七回を三者凡退に抑え、流れを呼び込んだ。