ソフトバンク プロ入り2度目の3試合連続打点 前巨人・秋広優人は覚醒したのか 3日連続のお立ち台

 DeNAに勝利しポーズをとる近藤(左)と秋広
 8回、同点打を放ちガッツポーズする秋広
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 「ソフトバンク4-3DeNA」(15日、みずほペイペイドーム)

 リチャードとの交換トレードで大江とともに巨人からソフトバンクに移籍した秋広優人内野手が、3試合連続打点を挙げる活躍でチームに3連勝を呼び込んだ。

 1点を勝ち越された直後の八回無死二、三塁から同点の中前適時打を放ち、続く栗原の決勝犠飛につなげた。

 13日のカード初戦では、防御率トップだったDeNAのケイから、左対左を苦にせず、四回2死二、三塁の場面で移籍後初打点となる先制の2点左前適時打を放った。

 14日の2戦目には、二回に移籍後初本塁打となる1号先制ソロを右翼のホームランテラス席に打ち込んだ。

 3日連続となったお立ち台では「巨人時代も含めて2日連続もなかった」と話し、スタンドのファンから連日の拍手を送られた。

 3試合連続打点は、ブレークした2023年7月に4試合連続本塁打を放った時にマークした5試合連続打点以来2度目。プロ入り5年目を迎えた今季の巨人では出場5試合で7打数1安打の打率・143、0本塁打、0打点だったが、トレード移籍後は16試合の出場で打率・282、1本塁打、4打点と奮闘し、12試合でスタメン出場を飾っている。

 ただ、17日からの広島、阪神6連戦はセ・リーグ本拠地での開催で、これまでパ・リーグ本拠地でのスタメン出場ばかりだった秋広にとっては、スタメン出場の機会が減る可能性が考えられる。ソフトバンクの外野陣は近藤、周東、首位打者の柳町と陣容が豊富。一塁を守る山川の不振が続くようであれば、秋広のスタメン起用も考えられるが、交流戦最終ウイークは辛抱との戦いが予想される。

 それでも、数少ないチャンスを生かした選手が、のちにレギュラーになれる資格を持つだけに、秋広のバットが覚醒したのか、一過性のものなのか、今後を占う大事な期間となりそうだ。

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