巨人が価値ある引き分け セ唯一敗戦を免れる 守護神マルティネスは開幕から26戦連続無失点

 「ソフトバンク0-0巨人」(12日、みずほペイペイドーム)

 巨人は投手陣が奮闘し、引き分け。セ・リーグの他5球団が敗戦する中で、価値あるドローとなった。守護神マルティネスは26戦連続無失点となった。

 打線は相手先発・大関に序盤からきりきり舞いさせられた。初回、リードオフマンの泉口が見逃し三振に倒れたのを皮切りに、凡打の山を築かれた。テンポも良く、緩急を使ってくる左腕に翻弄(ほんろう)されてしまった。五回まで走者を一人も出せず6三振を喫し“完全投球”で抑え込まれた。

 六回にやっと攻略の糸口をつかんだ。先頭の増田陸が鮮やかに右前打を放って出塁したが、二盗失敗という拙攻もあって得点を奪えず。七回は1死後、途中出場のキャベッジが左中間二塁打を放つなど2死一、二塁の好機を迎えたが岸田が投ゴロに倒れた。

 先発した山崎は直球が走り、変化球もさえ、制球力も抜群だった。立ち上がりから相手を抑え込み、スコアボードに0を並べ続けた。リリーフ陣も粘り、スコアレスドローとなった。

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