4番問題の巨人 20勝逃し阪神と1・5差 キャベッジ4番初安打も打線沈滞 打線の並びは日々?阿部監督「そうだね」
「ヤクルト2-1巨人」(11日、神宮球場)
巨人は痛恨の競り負けを喫し、20勝到達を逃した。首位を走り、リーグ最速の20勝を達成した阪神に1・5ゲーム差と離されてしまった。
打線が沈滞した。2試合連続でトレイ・キャベッジ外野手を4番に据えた。四回1死一塁から助っ人が来日後“4番初安打”となる中前打を放ち一、二塁の好機を迎えた。だが甲斐、増田陸が2者連続空振り三振に倒れて得点を奪えず。2点を追う八回に浅野が2試合連続のソロを打って“完封”を免れるので精いっぱいだ。吉村に8回を4安打10三振に抑え込まれるなど、相手投手陣に苦しめられた。
主砲・岡本が左肘の靱帯(じんたい)損傷で長期離脱の見通しのため抱えている“4番問題”。この夜は、巨人軍第93代4番のキャベッジに託した。今後、打線の並びは日々の試合で考えてくかと聞かれた阿部慎之助監督は「そうだね」と説明。絶対的な4番を欠く戦いを強いられており厳しい状況は続く。
チームは最下位・ヤクルトを含め、2カード連続負け越し。粘り強く戦い、虎を追走していくしかない。




