日本ハム・新庄監督 10投手使い切り執念ドロー 有事の際は奈良間登板プランも「一番コントロールがいいので」

 「オリックス2-2日本ハム」(7日、京セラドーム大阪)

 負けなかった。日本ハム先発・山崎を含めた10人の投手を使い切る執念継投。勝てばゲーム差なしに迫ることができた首位・オリックスとの直接対決第3ラウンド。延長12回を戦って引き分けた。「(投手)全員使い切りましたね」。新庄剛志監督が見せた決死のタクトだった。

 最後のカードを切ったのは延長十二回1死。9番手・生田目が先頭の西川を一ゴロに打ち取った直後だった。一塁ベースカバーに入った際に右足首をひねり10番手・玉井へ交代。万が一、玉井にもアクシデントが発生した際は三塁・奈良間を登板させるプランだった。「(野手では)一番コントロールがいいので」と新庄監督。まさに総力戦だった。

 今カードは1勝1敗1分けで、ゲーム差は1のまま。「引き分けに価値はないでしょう。勝たないと」。次はファンへ勝利を届ける。

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