日本ハム・達 今季初先発初勝利!6回無四球1失点でプロ2勝目 新庄監督「めちゃくちゃ成長」 チーム2位再浮上
「日本ハム3-2西武」(4日、エスコンフィールド)
最初のチャンスをガッチリとつかんだ。今季初先発の日本ハム・達が6回4安打1失点の快投で、プロ2勝目となる今季初白星。期待を大きく上回るインパクトで、新たなローテ候補に名乗りを上げた。
194センチの上背から投げ下ろす150キロ前後の直球に、課題だった変化球の制球も良く無四球。五回1死二塁では直球とフォークで連続三振を奪い「三振を取りにいって取れたのでうれしかった。何か得たものもあるような気がする」と、端正な顔をほころばせた。
開幕から2軍の5試合で防御率0・35と結果を残して課題を克服。新庄監督は「めちゃくちゃ成長してますよ」と、テンポの良さと変化球でカウントをとれたことを絶賛。無走者でもクイックで投じた姿勢にも「あれ僕は大好きなので。ああいうことをしてくれたらうれしい」と目を細めた。
21年度のドラ1右腕が、4戦4勝だった西武・隅田に投げ勝って覚醒ムード。出場選手登録はいったん抹消されるが、加藤投手コーチは「文句がない。近いうちに、どこで投げさせようかと。今は頭が真っ白」とうれしい悲鳴だ。2位に再浮上する白星は、先発陣の層の厚みを増す1勝にもなった。