DeNA・牧V3ラン 延長十回、投手戦に4番の一発 逆方向へ「いいバロメーター」
「ヤクルト0-3DeNA」(1日、神宮球場)
打つべき人が打った。DeNAは延長十回2死一、三塁。4番・牧のこん身のひと振りが投手戦にケリをつけた。右翼席に突き刺さる決勝3ラン。繰り出したガッツポーズには熱い感情がほとばしった。
4月11日の巨人戦以来となる4号。逆方向へ伸びる本来の持ち味を発揮し「あっちへ飛んでるときはいいバロメーター」と顔をほころばせた。
八回の打席では厳しい攻めに遭い、田口の内角へのスライダーが右膝付近を直撃。冷静な男が珍しく怒りをあらわにした。「勝負事なのでわざとではないと思いますけど、いい意味で力が入った」。そんな思いの丈を、バットに込めた。
3・4月は10勝13敗と負け越し。この日は求心力あるベテランの筒香が打撃不振で出場選手登録を抹消された。そのさなかで、若き主将がもたらした大きな1勝。5月反攻へのノロシとなる。





