巨人 阿部慎之助監督「全員で勝った価値ある1勝」野手全員使い切るタクト&九回は自らマウンドでゲキ「野球は不思議」
「巨人4-3広島」(1日、東京ドーム)
巨人は延長十二回、2死からの連打で今季3度目のサヨナラ勝ち。劇勝で連勝を4に伸ばした阿部慎之助監督は「いやもうね、最後は勝てたんでうれしかったです」と語った。
初回に田中将が3失点したが、三回裏に打順が巡ってきたところで代打を送った。吉川の適時打で1点差に迫ると、キャベッジが同点ソロ。リリーフ陣もゼロでバトンをつなぎ「ピッチャーもそうですし、本当に全員で。(野手は)誰もいなかったんで、全員で勝った価値ある1勝」と指揮官。「野球は不思議ですよね。16本打っても3点で抑えられる」と振り返った。
九回のピンチでは自らマウンドに出向き、田中瑛にゲキを飛ばした。「悔いのないボールで行こう。それだけ言いに行きました」と指揮官。最後は十二回2死からキャベッジ、吉川の連打で今季セ・リーグ最長4時間39分の死闘に終止符を打ち「うちも必死だし、カープも必死だし。いい1勝だったと思います」と振り返っていた。


