巨人 今季3度目のサヨナラ勝ちで4連勝!土壇場で吉川が決めた!2位・阪神と1・5G差 延長十二回&セ最長の死闘を制す
「巨人4-3広島」(1日、東京ドーム)
巨人が今季3度目のサヨナラ勝ちで4連勝。貯金を今季最多の「5」とし、2位・阪神とのゲーム差を1・5に広げた。
延長十二回、先頭の代打・若林が左前打で出塁した。続く泉口は二ゴロ併殺打に倒れたが、キャベッジが望みをつないだ。ここで吉川が右翼線へサヨナラ打を放ち、試合を決めた。
歓喜のウオーターシャワーを浴びた吉川。本拠地は大歓声に包まれた。一塁から激走した助っ人も笑顔。今季、セ・リーグ最長となる4時間39分のゲームで価値ある1勝をもぎとった。
お立ち台に立った吉川は「遅い時間まで応援して下さったので、あきらめずに。勝ったので良かったと思います」と興奮気味に語った。「選手全員使って、誰1人諦めず。その最後の一打を打てて良かった」と振り返り、「キャベッジがむちゃくちゃ足速くてビックリしました」と明かした。6度目のサヨナラ打には「たまたまです」と謙遜気味に語った。
ゲームは苦しい船出となった。4月17日・DeNA戦(東京ド)以来の1軍登板となった田中将。初回2死から野間、末包の連打で一、三塁の危機を迎えると、坂倉に中前適時打を打たれて先制点を献上。ファビアン、菊池にも適時打を許し、2死無走者から5連打を浴びて3点を失った。
その後も田中将は投球が安定せず。それでも二回は2死一、三塁の危機を迎えて坂倉を二ゴロに抑え、三回は2四球が絡んで2死満塁とするが、矢野を遊飛に打ち取って追加点は許さず。直後の攻撃で代打を送られて降板となった。
それでも打線は3点を追う二回に先頭・岡本が広島先発・ドミンゲスの直球を左翼席へ運ぶソロ。三回は2死二塁から吉川が左前適時打を放ち、1点差に迫る。六回には先頭・キャベッジが左中間へ同点のソロをたたき込んだ。リリーフ陣も四回以降、無失点で踏ん張り劇的な1勝を呼び込んだ。





