巨人 阿部慎之助監督は「もう100点ですね」セ・リーグ新記録で4勝目の山崎伊織を絶賛 ポイントは七回のピンチ「出し切った」とたたえる
「巨人2-0広島」(30日、東京ドーム)
巨人の阿部慎之助監督は7回無失点で4勝目を手にし、セ・リーグ新記録となる35回連続無失点をマークした山崎伊織投手に「もう100点ですね」と絶賛した。
最大のピンチは七回1死一、二塁の場面だ。広島ベンチは坂倉、堂林と代打攻勢をかけてきた。それでも右腕の安定感は動じず、低めのフォークで連続三振。鮮やかにピンチを脱してベンチに戻ると、がっちり握手をかわした。
「最後出し切ってね。向こうも勝負で坂倉君と堂林くんを出してきたんで」と目を細めた指揮官。次回登板で38回1/3のNPB記録に挑戦することになるが「いつかは点をとられますから。どう踏ん張るか。本人がどう切り替えるか。ゼロを続けるのは難しいですから」と課題も指摘した。
この試合は「大瀬良君も素晴らしいピッチングをしていて、攻めあぐねたんですけど。本当に投手戦だなと思って見ていた」と指揮官。それでも六回に今季初スタメンに抜てきした増田陸が左翼線へ2点二塁打。これが決勝打となり「すばらしい一打で。ファームの時から頑張ってるのは見てたので、練習して良かったなと思うんじゃないですかね」とたたえた。