近大・阪上“佐藤輝2世”豪快弾含む2安打4打点大暴れ 先輩と同じ夢追う「背番号8」

 「関西学生野球、近大10-1京大」(29日、南港中央野球場)

 2回戦2試合が行われ、近大が京大を10-1で下して勝ち点を獲得した。今秋ドラフト候補の阪上翔也外野手(4年・神戸国際大付)が1本塁打含む2安打4打点と大暴れ。関大は同大に3-2でサヨナラ勝ちし、1勝1敗とした。

 “佐藤輝2世”が豪快なアーチで快音を奏でた。八回2死三塁。今秋ドラフト候補の近大・阪上が右翼フェンスを軽々と越える今季1号2ランをマークした。五回2死満塁でも右前2点適時打を放ち計4打点。「しっかり甘い球を自分のスイングで捉えられた」と胸を張った。

 背番号は「8」。同校の先輩である阪神・佐藤輝が4年秋まで背負っていた番号を、1年春から継承した。「近大に入るって決まった時に佐藤さんのことを知ってえぐいなと思っていた」。佐藤輝が練習グラウンドの外にある民家まで打球を飛ばしていたことはナインの中での語り草。「民家くらいまで行ってるかなって時はあるんですけど」と偉大な先輩に負けじと阪上も秀でたパワーを持つ。

 佐藤輝もこの日の中日戦(バンテリン)で今季9号を記録し、くしくも新旧背番号「8」同士の“アベック弾”となった。佐藤輝が使用していた青いアームスリーブも受け継いで躍動を続ける阪上。「プロ志望は出すつもりです」と憧れの背中を追い、夢への道を切り開く。

 ◆阪上 翔也(さかうえ・しょうや)2003年11月1日生まれ、21歳。兵庫県伊丹市出身。180センチ、85キロ。右投げ左打ち。外野手。瑞穂小1年から野球を始め、中学時代は和歌山の「打田タイガース」でプレー。神戸国際大付では1年春からベンチ入りし、3年時にはエースとして春夏甲子園出場。近大では1年春からリーグ戦出場。

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