楽天・藤平 ほえた八回3者連続三振 チームのホーム連敗止めた「やり返す気持ちがないと」
「楽天2-1ロッテ」(19日、楽天モバイルパーク)
強い気持ちが、白球に乗り移った。楽天・藤平尚真投手が感情をむき出しに、マウンド上でほえる。「ちょっとほえすぎて、今は喉が痛いです」。笑顔を浮かべるも、瞳は充血していた。打ち込まれた翌日に与えられたやり返す場所。3者連続三振でリベンジだ。
1点リードの八回、出番は来た。ロッテ打線を相手に150キロ超の速球で押して、押した。高部を見逃し三振に打ち取ると、上田は空振り三振。高ぶる感情を抑えることなく、マウンドで2度ほえた。18日のロッテ戦は1/3回を3失点。ぼうぜんとしていたベンチでは捕手の太田が寄り添い続けた。三木監督もこの日のマウンドに迷わず送り出した。
「八回の大事なところでチャンスをもらった。やられたらやり返す気持ちがないと中継ぎはやっていけない」とは藤平。覚悟を力に変えた16球だった。チームは3日・西武戦以来のホームでの白星。本拠地での連敗を7で止めた。



