滝川・新井“二刀流”で猛アピール 登板投手最速148キロ&1安打 輝き放った進学校の右腕

 U-18(18歳以下)日本代表候補合宿は4日、奈良県内のグラウンドで紅白戦を行い、プロ注目で最速151キロの滝川・新井瑛太投手(3年)が投打で躍動してアピールに成功した。

 1980年夏を最後に甲子園から遠ざかる進学校の右腕が、野球エリートたちに負けじと輝きを放った。投げては1イニング目の2死から直球で空振り三振を奪うなどして三者凡退。2イニング目は1死二、三塁から中犠飛で失点するも直球で押し込む場面が際立ち、2回2安打1失点にまとめた。打っては痛烈な当たりで三塁強襲の内野安打を放って3打数1安打。「高めの真っすぐでも空振りが取れた。自信になった」と胸を張った。

 投手14人が登板した中でこの日最速となる148キロをマーク。最速153キロ右腕の大阪桐蔭・森陽樹投手(3年)らを上回り、逸材であることを示した。視察した阪神・筒井スカウトは「素材としていいものを持っている。投手としては下半身の使い方がいい」と評価した。

 「代表に入りたい。結果を出せるようにやっていきたい」と新井。二刀流で着実に成長し、日の丸を背負ってみせる。

 ◇新井 瑛太(あらい・えいた)2007年10月26日生まれ、17歳。神戸市出身。178センチ、78キロ。右投げ左打ち。外野手兼投手。小束山小1年から小束山少年団野球で野球を始め、多聞東中では明石ボーイズに所属して主に外野手。滝川では1年夏からベンチ入り。1年秋から投手を始めた。50メートル走6秒2。

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