日本ハム・山崎 新庄監督本気の二刀流起用 打者初出場で初安打「思いっきり楽しめました」
「オープン戦、日本ハム3-2西武」(6日、エスコンフィールド)
高校時代の夢をかなえた日本ハム・山崎福也投手は、誰よりも幸せそうに打席に立っていた。新庄監督プレゼンツ「3番・DH」で打者としてのデビュー戦だ。「なかなかできないこと。本当に貴重な経験というか、思いっきり楽しめました」。全力プレーに破顔一笑。ともしたHランプに指揮官も大喜びだ。
初回無死一、三塁。仲間のお膳立ての末、第1打席は巡ってきた。「はやっ!!」と思わず1球目を見送ったが、2球目を遊撃にはじき返した。併殺打にこそなったが、先制点をたたき出した一打で、真剣勝負の幕開けだ。
三回には2死から清宮幸が中段へと運ぶ特大弾。目の前で見た衝撃に「ネクストサークルでああいうホームランを見たのは初めて」と感激した状態で打席へ。球場に余韻が残る中、高めの直球を振り抜いた。遊撃・源田のグラブをはじく一打に、たまらず走りながらガッツポーズ。新庄監督も大喜びのオープン戦初安打をいきなり放った。
新庄監督が高い出塁率に着目し、山崎の開幕DHの可能性を示唆してから1カ月超。1週間前にDHで出陣することを伝えられ、4日の練習日には指揮官から「何番打ちたい?」と尋ねられた。打撃練習も続け、清宮幸ら野手陣にも助言をもらった日々がある。貪欲に二刀流挑戦を続けてきた男へ、この日は指揮官からの“プレゼント”だったのかもしれない。
新庄監督も「高校時代の夢が『ファイターズの3番バッター』。夢は見るもんじゃない。かなえるものだよ」と名前を書き入れ、「ピッチング次第だけど、代打でも面白いな」と今後の展望に余白を残した。夢は次の目標に向けた原動力になる。新庄イズムで、山崎が新たな世界を切り拓いていく。





