巨人・田中将「上々だった」 阿部監督も見守る中ブルペンで全球種解禁 計44球で5種類の変化球 改造中のフォームに「手応えも感じた」

 ブルペンで投げ込む田中将(撮影・伊藤笙子)
 スプリットを投げる田中将(撮影・伊藤笙子)
 久保コーチが見守る中、ブルペンで投げ込む田中将(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人春季キャンプ」(12日、宮崎)

 田中将大投手が「サンライズブルペン」で初めて投球練習し、スライダーなど全球種を解禁した。捕手を座らせてノーワインドアップから19球、セットポジションで13球、再びノーワインドアップに戻して12球の、計44球を投げた。

 これまではカーブ、スプリットの縦回転の変化球しかなげていなかったが、この日はスライダー、ツーシーム、カットボールも投げた。

 ブルペン投球の途中からは、阿部慎之助監督も見守った。

 これまでの個別練習とは違い、全体練習が行われている中での投球練習。当初の予定通りのブルペン入りだったとはいえ、田中将は「上々だったとは思います」と振り返った。

 5種類の変化球を投げたことについても「今日、一通り全て球種は投げたんですけど。変化球もあれだけの強度で投げたっていうのは今年初めて。そんな中で投球フォームの取り組んでるところの手応えも感じましたし、またそのフォームで同じように変化球を投げにいった時の変化の仕方、ボールの動き方。これは変化球にもいい効果があるんだなっていうのは、投げていて感じられました」と振り返った。楽天から巨人に加入し、連日、久保康生巡回投手コーチの指導を受けながら「腕を強く振ること」をテーマに横振りから縦振りの投球フォームに改造中。その成果を実感できた様子だった。

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