中日・中田翔 15キロ超の大減量で復活手応え「去年より打球が速い」腰の状態も順調「やってやろうという気持ち」キャンプ合流で決意

 「中日春季キャンプ」(6日、北谷)

 中日・中田翔内野手(35)が1軍キャンプに合流した。今キャンプでは「S班」となり、第1クールは名古屋で調整していた。

 体重115キロから15キロ超の大減量に成功し、ほおがこけて足も細くなった印象。腰痛に苦しんだことで減量を決断し、「今は100ないくらい」と、見た目ではっきりと分かる激ヤセぶりだった。

 それでも、井上監督や松中打撃統括コーチらが見守ったフリー打撃では4本の柵越えを放つなど、パワーは健在。全体練習後も室内で打ち込みを行った。

 打撃について、「まだ1日目なので緊張感もありましたし、体の張り感も抜けていないところもある。3日目、4日目は鋭い当たりも打てると思います」としながら、「打球の質、去年より速い打球が打てているんじゃないかなと思う。初日にしてはいいスタートができているんじゃないかな。去年は常に腰の違和感を感じながらやっていたが今年は今のところ、それが全くない」と復活への手応えも口にした。

 ノックでは軽快な動きも披露したが、先輩の涌井から「休み多いぞ」とイジられる場面も。メディアの注目を集め、ファンにサインを始めると人だかりができるなど、存在感は別格だった。

 中田は中日2度目のキャンプで今季にかける思いとして「ここまで体重を落としてキャンプイン。すがすがしい気持ちですし、今年は本当に意地でもやらなければいけない気持ちになってますし、やってやろうという気持ちですね」と決意をにじませた。

 巨人から加入したプロ17年目の昨季は右脚や腰を痛め、不振に。出場62試合で打率・217、4本塁打、21打点に終わった。球界屈指のスラッガーは「アピールしていかないといけない立場。意地を見せるじゃないが、しっかりアピールしていきたい」と力を込めた。

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